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マンション売却の内覧件数の目安は?人が来ない原因と改善案

マンション売却において、内覧件数は売却に直結する重要なポイントです。

しかし、「内覧件数の平均はどれくらいなの?」「内覧者がなかなか来てくれない」と悩む方も多いでしょう。

マンション売却時の内覧件数の目安や、内覧者を増やすための具体的な改善策について解説。さらに、内覧を成功させるためのポイントについても紹介します。

マンション売却の内覧の平均件数は3~10件程度

マンション売却までに必要な内覧件数は、平均3〜10件程度といわれています。

毎週末に1組ずつ、購入希望者に内覧してもらった場合は、約1〜3カ月の間は対応することになるでしょう。

一方、買い手側の内覧件数の平均は6件です。

買い手側は平均6件の内覧で1件購入するため、売主側でも約6組の方に内覧してもらえば売却できると考えられます。

ただし、10件以上見ても決められない購入希望者もいるので、内覧件数が10組以上でも不安に思うことはありません。

マンションを売却するときの内覧の流れ

不動産会社へ売却の仲介を依頼すると、チラシやインターネット広告を使い、購入希望者を募集してくれます。

購入希望者から不動産会社へ問い合わせがあり、売主に内覧予約が伝えられます。

マンションを売却するときの内覧の流れは以下の通りです。

各段階で気をつけておきたいポイントなども解説していますので、合わせてチェックしてみてください。

①清掃・最終チェック

内覧者が来る前に、玄関や浴室、キッチンなど室内を簡単に清掃します。

また、部屋を明るく見せるために室内の電気はできるだけつけておきましょう。

他にも、内覧者用のスリッパを用意するなど、内覧に向け最終チェックを行います。

内覧は家族で来ることが多いため、3〜4つ程度は用意しておくと安心です。

②内覧開始

内覧者と不動産会社の担当者が来たら、玄関で簡単に挨拶を済ませ、部屋へ迎え入れます。

室内の説明は基本的に不動産会社の担当者が行います。

玄関、リビング、キッチン、浴室、洗面所、トイレ、バルコニーなど、部屋を隅々まで案内するのが一般的です。

そのため、マンションの場合でも内覧時間は30分から1時間程度かかります。

③内覧者からの質問対応

内覧者から質問があったときは、その都度対応しましょう。

日当たりや風通し、周辺状況や騒音など、購入希望者から質問されても答えられるようにしておきます。

ただし、内覧の場で値下げ交渉をされたときは売主が回答する必要はなく、不動産会社の担当に対応してもらってください。

内覧はあくまで物件の状態を確認する場であり、価格交渉は正式な手続きを踏んでから行うのが一般的だからです。

貸付証明書や購入申込書を受領した後に、値下げするか検討しましょう。

また、内覧者へのお茶出しは基本的に不要ですが、ぜひ購入してもらいたい!と思う方にはお茶を出してコミュニケーションを取るのもよいでしょう。

④内覧終了

部屋を一通り見てもらい、質問対応などを済ませたら内覧は終了です。

必要に応じて、マンションのエントランスや駐車場などの共用部分について説明し、そのまま解散します。

内覧後に返事がもらえる平均期間

内覧後に、購入希望者から返事がもらえる期間は平均1週間です。

内覧者の多くは、「とりあえず見てみたい」という感じなので、すぐに返事がないこともあります。

一方、マンションの内覧で気に入ってもらえれば、当日に返事がもらえることもあるようです。

マンションの内覧日に買主が確認していること

内覧日に購入希望者が確認していることは、どんなことなのでしょうか。

以下は、購入希望者が気にしているポイントをまとめたものです。

 

  • 玄関まわりが汚れていないか
  • 匂い対策をしているか
  • 部屋は広いのか
  • 室内にキズがないか
  • 質問した時に売主がきちんと回答してくれるか


上記で挙げたポイントがしっかりと対策できていないと、内覧しても良い返事はもらえない可能性があるでしょう。

また、ゆくゆくは内覧件数が減少し、売れ残ってしまうことにも繋がります。

先ほど挙げた購入希望者が確認している内容について詳しく解説していきます。

玄関まわりが汚れている

玄関は最初に見られる場所であり、マンションの第一印象が決まります。

玄関が汚れていると購入希望者の購買意欲が下がり、その後の内覧に影響するかもしれません。

玄関はしっかりと掃除をして、靴は靴箱に収納し、余計な物は置かずにスッキリ見えるようにすることが大切です。

匂いについて対策していない

水回りは特に匂い対策が必要な場所です。

浴室や洗面所、キッチンなどは日頃からこまめに掃除をしておく必要があります。

他にも、玄関やトイレなどでは消臭スプレーを使ったり、消臭剤を置いたりして対策しておきましょう。

ペットを飼っている場合やタバコの臭いは、普段の掃除では対策できないことが多いので、前もってハウスクリーニングなどの業者に依頼しておくと安心です。

部屋が狭く感じる

居住中のマンションの内覧では、家具や家電など売主が日常生活で使用している物が置いてあります。

そのため、買い手側から見ると部屋が狭く感じてしまいがちです。

事前に断捨離したり、トランクルームに預けたりして必要以上に物を置かないことが部屋を広く見せるコツです。

空き家の状態であれば、ホームステージングの利用を検討しても良いでしょう。

ホームステージングとは、専門業者によりモデルルームのように家具などを配置し、家をオシャレに見せる方法です。

小さめの家具を配置するため、室内を広く見せる効果もあります。(居住中のホームステージングは割高になります)

室内のキズや破損が目立つ

部屋の中に目立つキズや破損している部分があると、良い印象は持たれません。

床の変色やキズ、クロスの破れなどがある場合は、事前に補修しておきましょう。

自分で補修できないような大きなキズは、不動産会社に相談すると内装業者を紹介してもらえます。

また、床や壁のキズ以外にも、給湯器やエアコンなど住宅設備に不具合や劣化がある場合は、修理や交換など対応をしておきましょう。

購入検討者の質問に回答できない

物件については基本的に不動産会社の担当者が説明します。

しかし、設備の操作方法や、部屋の不具合の有無、日が差し込む時間帯など、入居している人にしかわからないことを質問されることがあります。

その場合は売主が回答することになるので、質問に備えておくと良いでしょう。

事前に、不動産会社の担当者と質問があった時の対応を打ち合わせしておくことをおすすめします。

マンション売却で内覧件数を上げるためのコツ

マンションの内覧件数が少ないと、必然的に売却への道が遠ざかってしまいます。

内覧件数を上げるためには不動産会社へ販売方法を確認したり、売買価格を見直したりするなど、改善や対策が必要です。

ここでは、マンション売却で内覧件数を上げるためのポイントをご紹介します。

水回りを重点的に掃除する

部屋を綺麗に見せるためにも、浴室やキッチンなど水回りは重点的に掃除しましょう。

中古マンションは特に水回りの古さや汚れ具合が目につきやすいため、重点的に掃除しておく必要があります。

汚れの状況によってはハウスクリーニングを利用することで、購入希望者の印象が良くなり、早期売却へ繋がります。

不動産会社へ販売方法を確認する

不動産会社が行う販売活動は、主にチラシやインターネットへの掲載です。

しかし、ネットに掲載されている写真が少なかったり、写りが良くなかったりすると得られる反響は少なくなります。

写真を多く提供したり、写りが良い写真に入れ替えたり、紹介文章をブラッシュアップしたりすることで、内覧件数の増加に繋がります。

内覧件数が少ないときは、どんな写真を使用しているのかなど、一度不動産会社へ確認してみましょう。

マンションの売買価格を見直す

内覧件数が少ない場合は、売買価格を見直すのも一つの手です。

査定価格よりも大幅に高い価格に設定している場合は、早めに見直すことをおすすめします。

また、価格を見直す際は、周辺の中古マンションや同じような条件のマンションの売り出し価格を確認して、設定すると良いでしょう。

マンションの売却時期を見直す

年末年始やゴールデンウィーク、お盆期間中は物件の取引件数が少ないため、内覧件数も少なくなる可能性があります。

1月や5月、8月に売り出している方は売却時期を見直してもいいかもしれません。

また、大型連休中は内覧件数が少ないと理解しておけば、変に焦ることがないでしょう